浮気調査と探偵業法(コンプライアンス)は切っても切り離せない密接な関係にある
  • 浮気調査と探偵の基礎知識
    • 復縁屋・別れさせ屋・便利屋は、探偵のかわりに浮気調査ができるか
  • 悪徳探偵・悪徳興信所の見分け方
    • 探偵業法と浮気調査のコンプライアンスは切っても切り離せない密接な関係にある
  • 浮気調査における探偵との契約での注意点
    • 探偵業の浮気調査が法的バックグラウンドに抵触するのはこういうときだ
  • コンプラサイトマップ

復縁屋・別れさせ屋・便利屋は、探偵のかわりに浮気調査ができるか

浮気調査興信所(探偵事務所) > 元企業コンプライアンス担当者がこっそり教える浮気調査と興信所の契約アドバイス- > 復縁屋・別れさせ屋・便利屋は、探偵のかわりに浮気調査ができるか

世の中には、実に様々な仕事・商売が存在します。そして中には驚くべき仕事があるのも事実で、これから検証する「復縁屋、別れさせ屋、便利屋」も、それらのうちの一つです。
では、これら特殊工作をする方々に依頼したとして、浮気調査は上手くいくのか、そしてその後夫婦として上手くやっていけるものでしょうか。

1.復縁屋

浮気調査と復縁屋

復縁屋は、復縁させることが目的ですから、あなたと、浮気している配偶者の復縁を目指す工作員です。ただし、工作員がターゲットに近づいて「奥様が復縁を望んでいます」などと言っては逆効果ですから、最初はそれと気づかれずに接近し、友人になり、別れた本当の理由・気持ちを聞き出し、やがて夫婦としての心構えを説き、そして復縁という流れとなります。

その過程において、工作員は相談者のよきカウンセラーとなり、相談事を聞き、最終的にアドバイスをします。
方向性としては、【復縁するために最も大切なことは、自分が変わること。自分も相手も変わらなければ、一緒に住んでも元の木阿弥。相手に期待するより、まずは自分が変わるとともに、相手に感謝の気持ちを持つこと】
という内容が多いようです。

しかし、復縁屋という職業は、厚生労働省の職業分類にはなく、強いて言えば「その他の専門的職業」となるのでしょうが、工作の成否は個人の資質に負うところが大きいです。
そもそも復縁屋は、依頼を受けていわば復縁のための芝居を打つわけですから、そこに真の感情はありません。そうしたお芝居で本当に復縁できるかどうかは、ネットの口コミ等を見ても疑問視している書き込みが多いですが、実際に復縁に至って成果を出しているのも事実です。また、最初から復縁工作する気などなく、お金だけをもらっていい加減な報告書を作成し、
「あなたの夫は復縁を願っています。あとはあなた次第です」
と済ませてしまう探偵事務所も中にはあります。
復縁屋という職業が世間的に広く認知されていない以上、その工作レベルはまだまだ発展途上であると言えます。きちんと信頼できる復縁屋を自分の力で選ぶべきです。

2.別れさせ屋

浮気調査と別れさせ屋

次に別れさせ屋ですが、これも工作員を送り込む点では復縁屋と同じです。
別れさせ屋は、ターゲットとなる人物に異性の工作員を送り込み、恋愛に持ち込み、それまでの恋人(つまり浮気相手)と別れさせ、最後には姿を消す、という流れで工作を行います。
これらサービスを提供している会社のホームページを見ると、料金プランが高ければ高いほど、別れさせる可能性も高くなると書いてあります。何故かと言うと、それだけ綿密で丁寧な別れさせ工作を行うからだそうですが、実際のところはどうでしょう。
復縁屋と同様、その探偵社をきちんと調べ、納得いった上で別れさせ屋を利用しましょう。

3.便利屋

浮気調査を便利屋に依頼する

次は、便利屋です。
便利屋は、多岐に渡る特殊なサービスが特徴で、例えば、人探し、ペット探し、チケット取得代行、家事代行、特殊清掃などのサービスを行っており、【探偵業・浮気調査】も行っています。
その際、探偵業を行うことを公安委員会に届けていればいいですが、そうでなかった場合は罰則を受けることになります。
また、探偵としてのスキル、人員の確保、必要な機材等、これらがあるかどうかで浮気調査結果は大きく違ってきます。浮気調査とは、とても片手間で行えるものではないのです。
便利屋の調査価格は、本物の探偵事務所よりは安いことと思います。しかし、頼んだはいいがろくな調査がされなかった、結果報告書を見たが信憑性が疑わしいとなると、たとえ安くても支払ったお金は無駄になってしまいます。
ほんの1,2日のスポットで、夫が本当に出張しているかどうか確かめてほしいという程度であれば、便利屋のほうが安くていいかもしれません。
くれぐれも、「安物買いの銭失い」にならないよう気をつけたいものです。

4.コンプライアンスにおける問題点

これらどれもが、コンプライアンスの点で問題があると言わざるをえません。
まず、復縁屋や別れさせ屋という行為そのものが、公序良俗に反する恐れがあります。浮気不倫は民法に定める不法行為にあたりますが、それと同様、不法行為になる可能性があるということです。
また、別れさせる工作を行う過程での「強要」や「脅迫」、「暴行」等があれば、刑法にも抵触します。
高額な報酬で工作を契約しながら、実際には大したことを行わなかった場合には、「詐欺罪」にもなり得ます。
このような観点からも、浮気をやめさせるための工作は、法律すれすれであるか、場合によっては法律に抵触することも十分あるということは知っておきましょう。それでも、藁にもすがる思いで復縁屋や別れさせ屋に頼みたい場合もあるでしょうが、結果は自分にも返ってくるので、自分でその探偵社を調べ納得して、サービスとして賢く利用しましょう。
となると、浮気調査や復縁工作・別れさせ工作はやはり、実績のある探偵事務所や興信所に依頼するのが最も堅実な方法だと言えます。そこを自分の力だけで解決しようとすると、良い方向に進まないどころが、余計にこじらせて修復不可能になるケースがほとんどです。
浮気調査やさまざまな工作そのものは、その道のプロに依頼し、自分ひとりで勝手に行動しないこと、プロのアドバイスに従うことが最善の方法です。

浮気調査と探偵の基礎知識
リンク集

  • 探偵業法.jpから何でも便利屋24時(東京本店)へ

  • 浮気調査興信所スタッフブログ - とある探偵調査員

    浮気調査のケースはいろいろ!依頼人にはそれぞれのドラマがある!
  • 探偵業法.jpから何でも便利屋24時(東京都本店)へ

  • 探偵業法.jpから警視庁探偵業へ

元企業コンプライアンス担当者がこっそり教える浮気調査と興信所の契約アドバイス- 探偵業法律解説

  • 浮気調査と探偵の基礎知識
    • 1.浮気調査や信用調査は法令遵守との闘い
    • 2.安易な浮気調査はかえって危険
    • 3.浮気調査の難しさ
  • 復縁屋・別れさせ屋・便利屋は、探偵のかわりに浮気調査ができるか
    • 1.復縁屋
    • 2.別れさせ屋
    • 3.便利屋
    • 4.コンプライアンスにおける問題点
  • 悪徳探偵・悪徳興信所の見分け方
    • 1.契約を急がせる
    • 2.こちらの懐具合を気にしてくる
    • 3.広告にいいことばかり書いてある
    • 4.料金体系が不明瞭
    • 5.秘密保持意識が低い
    • 6.事務所の所在地を教えてくれない。
  • 探偵業法と浮気調査のコンプライアンスは切っても切り離せない密接な関係にある
    • 1.公的届出がされているか
    • 2.探偵業とコンプライアンスの関係
    • 3.機材は十分にそろっているか
    • 4.顧客への説明は十分か
  • 浮気調査における探偵との契約での注意点
    • (1)無料相談、無料見積もりがあること
    • (2)メールの返信が早いこと
    • (3)電話の応対が優れている
    • (4)事務所訪問が可能である
    • (5)重要事項をきちんと説明してくれる
    • (6)不明瞭な追加料金がない
    • (7)誇大広告を謳っていない
  • 探偵業の浮気調査が法的バックグラウンドに抵触するのはこういうときだ
    • 1.浮気調査契約におけるコンプライアンス
    • 2.調査過程におけるコンプライアンス
    • 3.個人情報という壁
  • コンプラサイトマップ
BACK TO TOP

Copyright © 浮気調査興信所株式会社. all rights reserved. | 浮気調査興信所株式会社は浮気調査専門の探偵事務所です。 | 復縁屋の復縁工作